2020.4.01
「その食べ物、偽物です!」
世界中の様々な食品や加工品の真理、食品偽造などの事実を取り上げ、より安心で美味しい食材を紹介している
「その食べ物、偽物です!」の中でオロバイレンに関する記述がありましたので、ご紹介いたします。
著書の中でオロバイレンは、偽物の対極である「本物の商材」として取り上げられていますので、ご安心ください。
三ツ星シェフが司会を務める番組などで審査員を務めるほど、食通の著者ラリー・オルムステッド氏が、自身の取材をもとにワイン、コーヒー、牛肉、チーズ、魚など、世界中で愛されている食材がいかに生産されているのかを書き綴っています。
偽装食品として「パルメザンチーズ」「エキストラバージンオリーブオイル」など馴染みのある食材も取り上げられており、その名称に準じた本物の食材は数少ないそうです。
一方で、そういった食材は生産者の汗と努力の結晶であり、その製造過程も詳細に書いており、著者の食に対する情熱も感じられます。
”控えめにみても約三分の二は偽物、つまりアメリカの店頭に並んでいるエキストラバージンオリーブオイルの瓶3本のうち本物は1本しかない。
これは最大好意的に解釈したときの話で、専門家の中には本物に当たる確率は一〇分の一だと言う人もいる。”
”熟しかげんは、生産過程のなかで最も人が左右できるところだ。
健康への恩恵と保存性のよさに影響するポリフェノールも風味も、最もいい時期は比較的早く訪れる。
ただし、これらがピークの時には果実は熟しきっておらず、摘むのにも手がかかり(その分値段が高い)、果汁は少なく、同じ数のオリーブからとれるオイルが少なくなる(やはり、その分値段が高い)。
「実の色が濃くなるほどたくさんのオイルがとれるが、味は落ちる。生産者はパーフェクトなバランスをねらって頭を悩ませるのだ」。”
”最高のオイルは一二時間以内に圧搾したものとされ、一時間から四時間以内にするべきだと主張する愛好家もいるほどだ。”
”さらに良質の生産業者として名高いスペインの〈オロバイレン〉が実施している、もっと郷愁を感じさせる方法のことを教えてくれた。
列に並んだ職人たちが、昔の消防団のように、オリーブのいっぱい入ったバケツをリレーし、一時間以内につぶすのだという。
しかも、オリーブがいちばんいい状態である、シーズンの最初期に摘む。
「近隣の農場ではクリスマス」が来るまで果実の状態を見にいくことすらないのに、オロバイレンでは一〇月下旬には摘み取る。
最もいい時期を正確に見計らって摘むんだ。
そうすれば、まずいオリーブオイルにはなりようがない。
世界中のどのオリーブオイル・コンテストだろうと、彼らはエントリーすれば勝つ。
コストはよそよりも三〇〇%多くかかるが、すべては味のためだ」”
ラリー・オムスレッド,『その食べ物、偽物です!安心・安全のために知っておきたいこと』,早川書房,2017年,P127~129
上記は著書ほんの一部分ですが、オロバイレンの品質管理や製造過程にかける想いやこだわりが垣間見れると思います。
今一度
職人技とも言える製造過程から生まれたオロバイレンは、こちらでご購入頂けます。